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第1章

登山への備え

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第2章

Stay With Trail

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第3章

夏山の天気

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第4章

谷底の暗闇

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第5章

山での緊急事態

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第6章

渓流釣り

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第7章

ラバで下る

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第8章

秘境!ハバ・スーパイ

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第9章

馬で!ハバ・スーパイ

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第10章

ハバ・スーパイの滝

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第7章 ラバで下りる グランドキャニオン/ファントム・ランチ

日本から観光でグランド・キャニオンに来た方は、ラバでおりていく人々を見ると、

誰もが自分も下りて行きたいとおっしゃいます。 

その人たちは何年も前からファントム・ランチの予約をしているのです。 

それに英語が喋れないと参加できないという規則があります。

制約がとても厳しいのです。 体重制限もあるなんて信じられますか?

グランドキャニオンでは、

ノース・リム(北壁)とサウス・リム(南壁)の両リムで

ラバのツアーを催行しています。 

ノース・リムは5月中旬から10月中旬まで、

サウス・リムでは1年中実施されています。 

ここでは、ファントム・ランチの例をとってみましょう。 

ラバはよく調教され、パーク・レンジャーの引率が付き、

安全なツアーですが大変人気があるので予約が

とても難しいのです。 

前の日にグランドキャニオンに着き、

サウス・リムにあるラバ・ツアーのデスクでチェックインをする必要があるのですが、

その際に英語力を試され、体重が測定されます。 

それにパスすると今度は誓約書に署名をさせられます。 

すべての責任、つまり事故や怪我などはすべて自分にある、というわけです。

 

翌朝は早くから朝食をとってラバの出発点に向かいます。 

レンジャーから指導を受けいざ出発ですが、ほとんどが初心者ばかりですから

ラバが言う事をきいてくれないので、最初の15分間は大変です。

また、レンジャーがラバの扱いに関して危険だと判断すると、

その人はラバを降ろされそこから帰されることになります。 

デスクで払い戻しをしますから帰りなさい、と言われてしまいます。 

月に何度かはこういう人が見られますし、またレンジャーが英語で指示する事に

すぐに対応出来ないと、帰されることになってしまいます。

 

ラバは頭のいい動物ですから、相手が初心者だということを知っています。

ですから、最初はバカにしてわざと言うことを聞きません。 

そこでうろたえてはラバの思うツボです。 

あなたが主人なのだということをはっきりと態度で示すことが肝心です。 

落ち着いて手綱をしっかりとさばきましょう。

ラバとうまく折り合いがつけば大丈夫、後はラバにとっては通いなれた道ですから、

まかせてしまえばいいのです。 

ちゃんと運んでくれます。 難しく考えることはありません。

山を下る途中、レンジャーが何度かラバを止めて、

いろいろな説明をしてくれますので、

楽しみながら渓谷を降りていけます。 

もっとも、そうして気を紛らわせてくれないと、

初心者にはお尻が痛くてたまらないでしょう。 

途中、携帯してきた昼食を食べ、目的地に着くまで

約5時間ほどかかります。 

ファントム・ランチに着きラバを降りた後は、ヒザやお尻が

痛くて当分歩けないと、覚悟しておいてください。

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谷底のロッジでは、食事も最高、雰囲気も最高です。 

見知らぬ人々も、ここでは仲間にも友人にもなります。 

皆でワイワイ、ガヤガヤと食卓を囲みます。  夜は外に出て真っ黒な宇宙に広がる、

美しい星たちの競演を楽しみましょう。


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