TOPページ

第1章

登山への備え

* * *
第2章

Stay With Trail

* * *
第3章

夏山の天気

* * *
第4章

谷底の暗闇

* * *
第5章

山での緊急事態

* * *
第6章

渓流釣り

* * *
第7章

ラバで下る

* * *
第8章

秘境!ハバ・スーパイ

* * *
第9章

馬で!ハバ・スーパイ

* * *
第10章

ハバ・スーパイの滝

* * *
ラスベガス山岳部トップページ
TOPページ

第1章 グランドキャニオン登山への備え

1.服装と備品
@靴

靴は底の厚い登山靴、トレッキング・シューズが良いでしょう。 

足にぴったりのサイズの靴は、歩くうちに足が痛くなり、

豆が出来ます。 豆が出来るのは、靴と足の皮膚の間の空気が

ほとんどなく摩擦しているうちに、皮膚が焼けど状態になり、

水ぶくれができ、血がでて、血豆になります。

サイズ大きめの靴に、登山用のソックスがありますので、それを履いて、

靴と靴下、皮膚の間に空気を入れるようにした方が良いです。

その代わり、よく靴の中にジャリが入りますので、そのつど靴を脱いで、

中のジャリを出す動作をしますが、これは、足を休める、空気を入れる、

また、そのつどの休憩にもなります。

Aリュック、バックパック(BACK PACK)

衣服や食料、キャンプ用具をリュックサックやバックパックに詰めるときは、

上下左右均等にバランスをとってください。 

歩きやすいので、よく重心を上に置いて、前かがみに歩く人達をよく見ますが、

ハイカーによくある事故のひとつです。  崖っぷちで腰掛ける時、上が重いため、

そのまま後ろ向きに崖から落ちる人が何人もいます。

 

リュックを暫く置いて、木陰で寝ている人達をよく見ますが、必ず細い頑丈な紐で、

木の枝(幹)からつるして、リスが近寄れないようにしてください。

 

キャンプ場にいきますと、鉄パイプが高く、Tの字の形に作られて います。 

これはリュックをぶら下げるためのものです。 また鉄の箱に鍵のついた物は食料を

入れるためのものです。 リスにリュックをかじられたり食料を食べられないように

注意してください。 リュックの横のポケットは、水のボトルを入れやすい、

また取り出しやすいものを選んでください。

B杖、ストック

スキーのストックはとても使いやすい登山には便利なアイテムです。 

80度から90度の角度で胸の前に持ちやすい高さに持ったほうが良いでしょう。

 ノース・リムやサウス・カイバブには、15度〜17度の傾斜の 所がたくさんあります。 

これはスキー場でいうとだいたい中級コースの急坂だと思ってください。  

「TREKKING」「MOUNTAINEERING」と書いてあるストックが良いのですが、

きつくしめすぎると、もとに戻せない事がありますので注意しましょう。

C水、食料

水は絶対に必要なものですが、汗が出て、体から水分が蒸発していきますが、

同時に体に大切なものが失われている事をお忘れなく。 

スポーツ・ドリンク、水を飲む時は、一緒にカロリーの高いスナックや、

ソルト・ピーナッツなど15分ごとに食べるとよいでしょう。

夏の間、特に7、8月は気温が40度を超えます。  

去年の8月9日に私はサウス・リムからファントム・ランチまでおりて行きましたが、

気温が摂氏52度の記録をつくっています。

またトレイルによっては、まったく水を確保できない所が多いので気をつけましょう。 

 ノース・カイバブとサウス・カイバブの2ヶ所だけに夏の間、水道があります。  

ただし5月から10月までですので、降りる前に必ず確認して下さい。

2.水・食料がなくなったら

グランドキャニオンのハイカー達は、すれ違う時は、皆、声を

掛け合います。  また、必ず水や食料は大丈夫?

と聞きます。 私もいつも声をかけながら歩いています。 

水に困っている人が意外に多いです。

私も一度、水、食料がなくなったことがあります。 

3人で谷底まで降りた時の事です。 

3人共、ファントム・ランチに泊まって朝食を食べたまでは

良かったよですが、すぐに出発したため、ランチ・ボックスを

頼むのを忘れていました。 

途中で気づいたのですが、もう大分歩いていたので、

そのまま進むことにしました。

途中から、私だけ遅れて歩いていました。

会う人々に水と食べ物を分けてくれるように頼むとみんないくばくかのスナック や水を

くれます。 先に行った2人はハイカー達に聞かなかったので頂上に着いた時には、

流れる汗に塩辛さがまるでない、危険な状態になっていました。

 

2004年の8月、

ハバ・スーパイに日本の20代の若者4人が谷底へ日帰りで降りていきました。 

途中、22歳の小柄な女性があと少しで着くというところで具合が悪くなり、

ほかの3人は助けを呼びにかけ回り、運良く通りあわせたインデイアン達が、

テントをはり日陰を作りましたが、3人が戻った時には、

もう帰らぬ人となっていたという事故がありました。

困った時は、身振り手振りでもいいですから、すぐ助けを求める事が大切です。

水がなくなると危険ですが、反対に水分を取り過ぎると、発汗しすぎて、

低ナトリウム血症という、血液内の塩分が低下して命にかかわる

危険な状態になる事がありまので注意しましょう。


お申し込み、お問い合わせは、E‐メール info@tourclubusa.com にお願いします

TOUR CLUB U.S.A. inc.
1516 E. Tropicana Suite 146 Las Vegas, NV. 89119 USA
 TEL: 702.732.2647      FAX: 702.732.2457

Copyright 2005 TOUR CLUB USA, INC. All Rights Reserved.